命日5月21日から、ひと月が過ぎようとしています。
ダラダラと書いてしまいました。
ひとまず、今回で締めくくりましょ。
亡くなった直後にも書きましたが。
亡くなるひと月前から、はなサン ヒートが始まりました。
普通でも、ヒートって結構体力消耗しますよね。
なのに、はなサンは、出血がひと段落したあとのハッスル期間が長くて。
その上ハッスルがハンパない。
フワフワの大きなボールを使って、マウンティングしたり。
ボールを持って、走り回ったり。
心臓が悪くなっても、それでも同じようにハッスルしようとしました。
だから、今回は その『恋人ボール』を隠しました。
そしたら、はなサン 一生懸命そのボールを探すのです。
全ての部屋に入っては、見回して。。。
元気だった頃のヒート期間にも、その『恋人ボール』を棚の上に隠した事が何回かあったので。
それを覚えてて。
どの部屋でも、上を見上げてました。
「もう、長くはないのだろうな」
そう感じてた私には、その はなサンの様子が まるで家にお別れしてるように見えて。
ヒートの欲求を押さえつけてる申し訳なさもあって。
とても悲しかったのを覚えています。
どうしてやることもできず。
少し気が紛れれば。落ち着いてくれれば、と思い。
抱っこして、一緒に窓からお月さんを見ました。
「キレイな満月やねぇ、はなチャン」なんて言いながら。
まぁ。そんなごまかし。
ほんのわずかな時間しか もちませんでしたがね
一周忌を前に。
新聞に掲載されてる小説が、目に留まりました。
村上龍の『55歳からのハローライフ』
多分ずっと以前から連載されてたのでしょうけど(今も掲載中)。
ちょうど『ペットロス ボビーの死』という章で。
ボビーというワンコが、はなサンと同じ病気で。
懸命に看病する飼い主が、その毎日の中で感じることが書かれてました。
『ペットロス』の章はしばらく続き、毎日自分の事のようにドキドキしながら読みました。
でも。意外に冷静に読めました。
古い自分の日記を読むかのような。
少し懐かしいような。恥ずかしいような気もしながら。
①で紹介した本や、この小説で、だいぶん私の気持ちも整理されたかもしれません。
もちろん、一年という時間、タイミングもあったのかなとも思います。
落ち着いた!とは言え。
まだ出来ないんだなぁ。。。という事も残っています。
まずは、はなサンのお洋服の片付け。
ぱぴこサンに教えて頂いて作った洋服ダンスに、春夏物がぶら下がっています。
(ホコリかぶるし、そろそろ・・・って母には催促されてます)
そして、遺髪。
亡くなって冷たく固くなった はなサンを火葬することに、自分でも不思議なくらい執着はなかったのです。
「こんなの はなサンじゃないわっ」って。
でも、細くてサラサラ、チュルンチュルンの毛を触れなくなるのかと思うと、おかしくなりそうで。
特にお耳の毛は、私のお気に入りで。よくクリンクリンして遊んでましたから
寂しくて仕方なくなったら、この毛を見て触ろう。。。と。
家を出発する前に、みんなに内緒でお耳の毛を少し切って残しました。
ティッシュでくるんだだけの、そのお耳の毛。
結局、その日から今まで一度も見てません。
赤ちゃんのへその緒みたいに、いつか桐の箱にでも入れようと思ってたのに。
箱も用意してないし、引き出しに入れたまま。
ひどい飼い主です
きっかけもなく一年たって、今さら開けて見るのは少し怖いような気もします。
お洋服と遺髪。
ホントは遺骨も、すぐ納骨しようと思ってたのに 今も家に残してるし。。。
まだまだ、依存してますか、、、あはあは。
最後に、この春 新聞で見つけた記事についてもうひとつ。
元・吉本興業の常務 木村政雄さんが愛犬の死について書かれてました。
交通事故という、突然のお別れだったのですが。
『最期』の『最』という字は、『日取り』とも読める。
もしかしたら、生まれた時に「また会いましょう」と神様と約束した日だったのかもしれない、、、と。
はなサンの最期の日については、私も色々後悔しましたが。
もし神様と約束した日だったのなら仕方ない。。。ですね。
ここまで、「落ち着きました」「こう思えるようになりました」なんて書きましたが。
結局は、自分の都合の良いように物語を作ってるだけかもしれませんね。
でもきっと。
はなサンは「えぇんとちゃうか~」と言ってくれると。
。。。都合良く考えております
今日の最後のお写真は、2007年の6月17日
この日もヒート中だったのですね。
車の座席にタオルを敷かれてます^m^
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