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2012年6月 2日 (土)

あの時のこと、今のこと②

今日は、昨年の5月21日~22日のことを書いてみます。
備忘録的に、細かく書きます。
退屈な思いや不快な思いをさせてしまったら、ゴメンナサイ



はなサン最期の時は、病院の酸素室でした。
興奮して良くないので、と その酸素室の前での付き添いを言われました。
一段目・二段目は、入院されてるワンコのケージ。
その一番上、3段目にある酸素室に はなサンは入ってました。
その前に、椅子を準備して下さって 私と男性の看護士さんとで付き添いました。


途中、その看護士さんあてに電話が入って。
「そうですか。。よくがんばられました」って話しされてて。
担当のワンコの飼い主さんから、亡くなったことの報告とお礼だったようです。
なんだか不吉な思いも抱きつつ。
温度や湿度の調整をしながら、はなサンの様子を看て頂いてるその看護士さんと。
たまに話しをしながら、見守っていました。


この様子だと、自宅に酸素室を準備することも考えて・・・
なんて話しも出て。
もちろんリースなのですが、お金の心配が頭をよぎったのも事実で。
ちょっと自己嫌悪・・・

Cimg2473_2

その時、二段目にいたワンコがシーズーで。
ご飯食べたりしてて、元気そうにみえるのになぁ。入院してるのかぁ。
と思い、ふと名前をみると『くじら』ちゃんでした
「くじらチャンって言うのですね」と私。
「はい、くじらチャンです」と看護士さん。
って、ヘンなやりとり。。。
確かに、黒っぽくて大きかった くじらチャン。
その後、元気になったかな。。。

Cimg2474


午後になっても、良くならないはなサンを気にしながら。
会合か何かで、出かけられた院長先生。
「終わったら、すぐ戻りますからね」とおっしゃって頂きました。
でも、その後 急変し。
出かけられて間もなく。本当にすぐ戻ってこられました。
もうダメだな…と思われた副院長先生が、最期の立会いに呼び戻して下さったようです。
院長先生・副院長先生・もう一人の先生・他、たくさんの看護士さん。
そして家族全員で、はなサンを見送りました。


きれいに清めてもらって、ブルーのきれいな棺型の段ボールに入れてもらった はなサンと診察室で対面し。
また悲しくなって、涙でズルズルになりながら
「この後、どーしたらいいのでしょうかぁ
という私に、副院長先生がパンフレットを準備して下さいました。
火葬施設・墓苑のパンフレットです。
公営施設の場合、民営の場合など、説明して下さいました。


自宅へ戻る途中、お花と氷(ドライアイス)を準備しなければ。
と思い、お花屋さんへは寄ったのですが。
ドライアイスを、どこで買えばいいのかわかりません。
私にはネットで探す気力もなかったので。弟が探してきてくれました。
本当は販売してないのですが、と言われながら 事情をお話して譲ってもらったそうです。
チェーン展開されてるケーキ屋さんでした。
そんなに暑い時期じゃないし、一晩だけなので、保冷剤でもよかったようです。
(前回紹介した本に書いてありました)
小さめのまな板のようなドライアイスをタオルで巻いて、背中側とお腹側に入れました。
「冷たいのに、かわいそうに…」と母が言うのを聞き。
苦笑しながらも、涙が出ました。

Cimg4025

この日、私の初めての食事が、晩御飯でした。
この時は、意外にもまだ食欲はありました。
それでも今、食べられるもの…と考えた結果。
トーストに卵、コーヒー。。。という、朝食のような食事でした。


病院から紹介してもらった中から選んだ、火葬施設。
翌朝一番は空きがなく、11時半の予約をしました。
着いたそこは、思ったよりこじんまりしていました。
そこでは、はなサンの事は「お子様」って言われて。
手続き、葬儀が進められました。

お坊さんは居られなくて。録音されたお経がどこかからか流れる中。
最後のお別れをしました。
その施設では、火葬場へ入れませんでした。

その後、1時間だったかな。1時間半くらいだったか待って。
お骨上げの案内をされて行くと。
茶色のワンコが居て。
とってもビックリしたのを覚えています
別のワンコの葬儀の準備をされてる部屋に、間違って入ってしまったのです

丁寧に説明していただきながら、全てのお骨を骨壷に収め。
一緒に帰ってきました。


この日の遅い昼食は お蕎麦。
お蕎麦は、はなサンのために買い置きしていたものです。
夕食は、カレー。
はなサンのおやつに作りおきしていた、さつまいものお団子入りです。

Cimg2526

どちらも、ほとんど食べられませんでした。
母が、はなサンを偲ぶつもりで作ってくれたのですが。
ありがたい反面。
「お母さん。余計、悲しなるしぃ~」って気持ちでした
その後も、食欲が出なくて。
しばらくは、心配かけたようです。

もちろん!
今は、元気もりもり!食欲もりもり!ですよ

Cimg4021

今日の、はなサンの写真は。
2007年の6月2日。
母のお迎えついでのお散歩に…のお写真です。
今年も、お散歩コースの緑には、黄色いお花がいっぱい咲いてます。

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はなのこと」カテゴリの記事

コメント

はなサンの最期を、細かくきちんと書けたのも、
時がそれだけ経ったからなのでしょうね。

まだ波はあるかもしれませんが、きっと今がやっこさんの気持ちの一区切りの時期なんですね。

そのうち次第に、心地よいさざ波に変わって、はなサンの事を思いだしながらも、新しい毛玉の温もりが欲しくてたまらない時期がやってきて、また新しい子を迎え入れる事が出来る時が来るといいですね(^-^)

チャーミングな はなこちゃん
お空で だれかに追いかけられて 恥ずかしくって逃げてるのかな~
日食 ほんと たくさんの人に見上げられて
もっともっと恥ずかしがってたかも~
私は 嫌なことは 頭にいれたくないタイプで
こうやって鮮明に覚えているやっこちゃんを
すごいなーって思う~
はなちゃんも ほんとほんと たくさん愛されてこれからも愛されて ほんと幸せだね~
人間 ほんと 波あるよね

日々いろいろ 
でも 前むいて生きなきゃって
思える日をたくさんもてるようって考えてます~

∞はなママさん∞
そうなんです!
一年経って。本当の意味で私も落ち着いてきたのだろうなぁって。
でも、そのままにするのではなくって、忘れてしまう前に ちゃんと書き残しておきたいなとも思いました。
前回紹介した本にも、最期の時も、葬儀の領収書さえ思い出なんだから、楽しみましょう…って書かれてたのです。直後に読んでも、きっと理解できなかった内容だと思いますが、今はすんなり入ってきました。
そうですね。ふあふあの毛玉。
そんな時が来れば、いいなぁ(*^_^*)


∞りぷまま∞
「ひぃ~、みんなこっち見てるしぃ」
って言ってたら笑えるよね(*^m^)
あれから一年。
やっぱり、細かい事だんだん忘れていくのよね。
それが、ちょっと寂しくなって。
つまらない小さな事も、覚えてたいって思ったのよ。
それで、一年をきっかけに書いているけど。
結構パワーいります(^_^;)
思い出して頭で整理して…というパワー。
それに、やっぱり辛い悲しい事を思い出すというパワーね。
だから、更新も遅い遅いけど。
あと1回くらい、書きたいな…と思ってます。
いつになるやら…ですけど(^-^;

とっても悲しくなりましたが、はなさん あんまり苦しまれなかったみたいで。。
私の犬は最期が私の足元で小さな息をひとつしてぴたっと息をひきとりました。私にとってあのこが育てた最後のものだから、私には子供が産めないのかなとも思います。
私もクッキーノート←犬の名前がクッキー。
に、やっこさんのように記憶を記しました。
浄化はされないけど、整理はできるから。
20年たっても涙はつたうけど、それは仕方ないです。受け止めて 少し忘れてまた涙ぐんで。。
繰り返して強くなりましょう!そして、少し人として優しくなったりします(^-^)b

∞おかえりサン∞
お返事遅くなりました。ごめんなさい!
クッキーちゃんは、お家で、おかえりサンのにおいに包まれて旅立ったのですね。
20年経っても、色々覚えてますか?
思い出しますか?
そうであれば、少し安心です。
辛いことを、いつまでも昨日のように覚えているのはとてもしんどいですが。かと言って、全て忘れてしまうのはちょっと怖かったのです。
それで、一周忌を機に書き残してみました。
そうですね。ヘンな言い方ですが、はなサンの死は、いい勉強になりました。
悲しみ・悔しさなど、負と思える感情・経験って、実は必要なことなんだなぁ…なんて。
ちょっとエラそうな事、書きましたね(*^m^)

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